基本的にタイ人は明るい性格なので、タイのオフィスはいつも明るい
ただ、タイ人が長く続かないという見方は、決して一般論としては正確ではない。タイ企業に勤めるタイ人で勤続20年30年というのもまったく珍しくはない。
長く勤めるタイ人のタイプを見ると
1.条件が非常にいいから
2.環境を変えたくないから
3.ほかを知らないから
という3つに分類される。
タイプ1はなにかスキルを持っている人か高学歴に多い。タイではより優秀な人は自分で起業するか、欧米の外資企業に勤める。日系企業はタイ企業に勤めるよりも給与はいいが、欧米系の方が優秀な人材に惜しみなくサラリーを増額する傾向にあるという。また、タイ語は文法が日本語よりも英語に近いことから英語スピーカーのほうが多いので、タイ人にとっても日系よりはハードルが低いというのもあるだろう。
タイプ2と3は保守的な人に多い。極端な例になるが、バンコクに近郊にある漁港で話した50代の男性は日雇いで漁師を40年以上も続けているが、天候が悪いと出港しないために日銭が稼げなくなるという、ワーキングプアのような生活を送っていた。それでもほかに働く方法がわからずに漁師を続けていた。ある意味割り切っていてすごいのは、稼げない間は道端で物乞いをしているのだという。
いろいろなタイプがいるが、実は勤続年数の長いタイ人も少なくないのである。さらに言えば、タイの場合は特に女性の社会進出も著しく、女性のほうが長く続く印象はある。
タイ人女性はまじめに仕事をするが、少し時間ができるとSNSを始めたり、お菓子を食べ始めたりする