年50%の値上がりも期待できる!?アンティークコインの魅力

押さえるべきポイントは「流通数」と「大きさ」

 実は、アンティークコイン業界は、PCGS社とNGC社という2つの鑑定会社に支えられている。両者のサイトにアクセスすれば、各コインのグレードに準じた価格や流通枚数などの詳細なデータをチェックすることが可能。そのなかで、石山氏が最も注目すべきと語るのは枚数。「同じグレードの流通量が10枚以下」のものが長期的に値上がりしやすいという。 「希少価値の高さから、値下がりリスクが非常に低いのです。そのうえで、1オンス(約30g)を超えるコインを選ぶといいでしょう。1/2オンスのコインなども多く存在しますが、見た目からして大きなもののほうが人気化しやすいのです。やはり、大きいほうがコインに施されたデザインが映える。ただし、この2つの条件を満たすコインは100万円以上することが少なくありませんが……」  初心者であれば“残存10枚以下”ということを重視したほうが得策だろう。一方、西村氏は「芸術点」に注目。 「私の経験則では、総発行枚数が1000枚以下で、図柄が美しいものは収集家の間で人気化しやすい。富裕層は投資目的だけでなく、コレクションすることを目的としている方も少なくありませんから。国王よりも女王の肖像のような、パッと見たときに美しいと感じるコインを選択するといい」  とはいえ、初心者には無数にあるコインを探して、セレクトするのは骨が折れる作業……。ズバリ、おすすめのコインはないか? 石山・西村両氏推薦のコインが上の3つ。 「本当は500万円以上のレアコインがお薦めですが、初心者は毎年何らかのアニバーサリーに合わせて発行される記念コインから始めてもいいでしょう。値崩れしにくく、流通量が多いために30万~40万円という手頃な価格で購入できます。長期間保有し続ければ、価格帯は、ある程度のリターンも見込める。“コインフェア”などに足を運べばすぐに購入できるので入門コインとしてお薦めです」(西村氏)  なお、入手方法はオークションやコイン専門店、ネット通販などが一般的。海外勢との交渉を代行する業者も数多く存在しているというから、興味のある人はお試しを!
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爆騰したアンティークコインの数々!
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