痴漢冤罪事件に巻き込まれるとどうなるか? 経験者曰く「駅員室に入るとほとんど終了!?」
今年に入って首都圏では痴漢の疑いを掛けられて逃亡を図り、ホームから線路に飛び降りる暴挙に出るケースが続出している。電車のダイヤが大幅に乱れるだけでなく、5月12日には逃げた本人が電車にはねられて死亡するという惨事も起きている。
痴漢事件というのは、多くの場合ラッシュアワーで混雑する公共交通機関で発生する。特に多いのが電車内だ。痴漢に遭ってブチ切れた被害者は、被疑者と思われる相手の手首を掴むなどして「次の駅で降りてください!」と迫ってくる。
これが間違いなく痴漢をやった犯人であれば問題はないのだが、最近の痴漢は、自分が直接疑われないように、被害者と自分の間に“スケープゴート”になる人を挟んだりするなど手口も巧妙化している。
死んでしまうことに比べたら、痴漢容疑で捕まることくらいどうってことない気もするが、実際に痴漢の疑いを掛けられた場合、その恐怖は想像以上だ。
痴漢の容疑を掛けられた場合、どんな目に遭うかについて、リアルな“刑事手続き”を知らない読者がほとんどだろう。
痴漢の疑いを掛けられ、写真撮影や指紋採取までされたことがある筆者が、今回、被害者に手首を掴まれた後、具体的にどんな手順で刑事手続きが進むのか紹介する。これは筆者の体験に基づく事実である。本稿では、ただ事実を淡々と説明するにとどまる。法的なアドバイスについては専門家の意見を参考にしていただきたい。
痴漢冤罪はある日突然に!
『痴漢に間違われたらこうなります!』 痴漢冤罪とどう戦うか!? |
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