増える「セルフ精算レジ」、「セルフレジ」のスーパー。その理由は

さらなる進化系は?

 今後も、セルフ精算レジ、セルフレジの発展は続くだろう。その行き着く先は、どんなものになるのだろうか?  米アマゾン・ドット・コムがコンビニエンスストア市場に参入する計画があるが、筆者は、アマゾン無人コンビニの世界がその未来像のひとつになるかもしれないと考える。アマゾン無人コンビニ“Amazon Go”だ。  アマゾンの無人コンビニには、買い物かご、POSレジ(スキャニング、会計ともに)が無く、店舗側のチェッカーもいない。買物客は、入店時にゲートにスマートフォンをかざして、本人確認される。センサーなどが商品を認識し、退店時にスマホを通じて自動決済する仕組みである。アマゾンは、無人コンビニを、米国を中心に、数年内に数百店開く計画がある。  日本では、セルフレジから始まり、商品のスキャンを買い物客が実施するのは効率的でないことからセルフ精算レジの採用が広まっているので、セルフレジが発展形であるのには違和感があるかもしれないが、商品のスキャン(自動認識)および自動決済が素早く完全にできれば、実現可能になるかもしれない。 <文/丹羽唯一朗 photo by Bernd via flickr(CC BY-SA 2.0)
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