コスチュームデザイン権から自宅プロレス開催権まで!プロレスとクラウドファンディングは好相性

クラウドファンディングはプロレスラーになるまでの労苦を選手と共有できる

 また、前出のくいしんぼう仮面は書籍制作にあたり、こう述べた。 「プロレスラーの凄さはリング上のパフォーマンスが全てではありません。プロレスラーになるまでの道のり。デビューしてから。私生活などどんなプロレスラーにもストーリーがあります。僕はそのストーリーが世間の支持を必ず得ると信じています。」  実現への計画と、魅力的なリターンを用意することは当たり前だ。その上で支援者が仲間になりたいと感じる「夢を語る」ことができるかがプロジェクトの成否を分ける。  筆者も過去4度、クラウドファンディングで資金調達し『ローカルプロレスラー図鑑』を発行したが、クラウドファンディングは決して「打ち出の小づち」ではない。計画性と想い、このふたつが揃っていないと達成は難しい。  逆に言えば、このふたつが噛み合えばクラウドファンディングは時に爆発的な力を持つ。単に製品・サービスを販売する商業活動ではなく、プロジェクトが支援者を巻き込んだ祭りになるからだ。  特にプロレスファンは祭りが大好きだ。良いと思ったものは損得勘定抜きで応援し、積極的に情報拡散に協力する。  現在もいくつかのプロレス団体や選手がクラウドファンディングで支援を呼びかけている。もしプロジェクトの趣旨に共感したら、低額コースで構わないのでぜひ支援してほしい。 「祭りの一員」になれる喜びと、成否を見守るスリルはたまらないものがあるからだ。 <文・たこ焼きマシン> 【たこ焼きマシン】 名古屋在住のローカルプロレス探求家。ローカルプロレスファンサイトたこ焼きマシン.comスーパーたこ焼きマシン.comを運営。北海道から沖縄、台湾まで未知のプロレスを求め観戦に遠征する。ご当地プロレスラーガイドブック『ローカルプロレスラー図鑑』をクラウドファンディングで発行。オンラインストア元・小中学校教員、障害者職業能力開発校講師。夢は世界中すべてのご当地プロレスを観戦しての『ワールドローカルプロレスラー図鑑』制作。
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