「速読」は科学的に不可能だと証明される。最も有効なのは「飛ばし読み」スキルを上げること

“再速読”スキルが上がれば新書なら10分で読了可能

ステップ4.再速読  最後は再速読です。具体的には、以下のように行ってください。 ・あらためて読書のゴールを意識する ・ステップ3でつけたチェックマークから、さらに重要そうなポイントを10~20個ぐらいに絞り込む ・絞り込んだポイントをながめて、「読書のゴール」に対する答えを自分の言葉でまとめる  このステップでもっとも大事なのは、事前に設定したゴールの答えを、自分の言葉でまとめるところ。目安としては、「友人に内容をちゃんと説明できる」レベルを目指すのがわかりやすいしょう。この作業は頭のなかでやってもOKですが、最初のうちは紙に書き出すのがおすすめです。  飛ばし読みのスキルが上がれば、再速読のステップは無意識のうちにできるようになるはず。そこまでいくと、簡単な新書であれば1冊を10~15分で読み終えることも可能でしょう。ぜひ試してみてください。 (参考) Keith Rayne , et al.“So Much to Read, So Little Time How Do We Read, and Can Speed Reading Help?”(2016) Pauline Cullen, et al.“The Official Cambridge Guide to IELTS”(2014) <文/Yu Suzuki 写真/ぱくたそ>  月間100万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」管理人。「120歳まで生きること」を目標に、日々健康維持に励んでいる。アンチエイジング、トレーニング、メンタルなど多岐にわたり高度な知見を発信している。NASM®公認パーソナルトレーナー。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。11月11日、初の著書『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』(扶桑社)が発売。
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一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書

13キロのダイエットに成功した作者が語る