以上の通り、航空の需要は伸びていくことが予想されている。
さらに言えば、米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏も、投資先として、米航空会社が有望だと、以前とは見方を変えているのだ。
ウォーレン・バフェット氏によるバークシャー・ハサウェイ「
株主への手紙 2016」を読むと、バークシャーは航空会社の株式の購入を増やし、2016年12月末時点で、デルタ航空約23億ドル、サウスウエスト航空約18億ドル、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス約15億ドルの株式を保有している。
2016年11月15日付の日経新聞によれば、“米航空大手はここ数年の業界再編で合理化を進めてきたうえ、原油価格の下落に伴う燃料コストの低下で業績も回復基調にある。” と、市場では評価されているという。
トランプショックでの下げを「押し目」と見るか否か。いずれにしても今後の動きが気になるのは間違いない。
<文/丹羽唯一朗 photo by
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