ド辺境の島・加計呂麻を目指し、まずは東京から片道6000円の飛行機で奄美へ【タカ大丸の孤島でサブスリー!第二回】

こんな所でグルテンフリー食品を発見

小麦を一切使っていないティラミス。全国で意識の高い層向けに売り出せばヒットしそうだ

 スイーツコーナーには、「鹿児島華蓮銀座店発案かるかんティラミス」なるものが売られている。  原材料を見ると、鹿児島県産米粉、徳之島産黒蜜を使ったコーヒークリーム、黒糖蜜、やまいもなどを使っており、小麦が入っていない。すなわち今はやりの、というか私が日本に流行らせている「グルテンフリー」そのものではないか。こんな一品を鹿児島の地域限定で売るのはあまりにもったいない。真面目な話、私を広告塔にして一気に全国展開すればいいのだ。勿論ラベルで大々的に「グルテンフリー」と謳えば全国で大ヒット確実である。  それから出版業界にいるとどうしても気になるのが「新聞」である。私はてっきりここは鹿児島県だから「南日本新聞」のシマかと思っていたが、どうも様子が違う。奄美独自の新聞が、しかも二紙出ているのだ。「奄美新聞」と「南海日日新聞」である。これはしっかり解読しなければと二紙とも購入し、加計呂麻で読むことにした。  加計呂麻には薬局もないとのことだったので、ランナーに欠かせない経口補水液「OS1」とヒザサポーターを買う。これで加計呂麻行きの準備は完了だ。フェリー乗船券は350円で、五時半の出発を待つばかりだった。 <文・タカ大丸/写真・photo library> 【タカ大丸】  ジャーナリスト、TVリポーター、英語同時通訳・スペイン語通訳者。ほかに韓国ドラマの字幕制作も手掛ける。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。’05年9月「オフィス・スカイハイ」を創業。’10年10月のチリ鉱山落盤事故作業員救出の際にはスペイン語通訳として民放各局から依頼が殺到。その他、C・ロナウドをはじめとする海外有名選手書籍の翻訳を多数手がけ、二冊目の訳書『モウリーニョのリーダー論』(実業之日本社)は三刷を記録。2015年3月発売の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(三五館)は12万部を突破、26刷となる。雑誌「月刊VOICE」「プレジデント」などで執筆するほか、テレビ朝日「たけしのTVタックル」「たけしの超常現象Xファイル」TBS「水曜日のダウンタウン」などテレビ出演も多数。公式サイト
 ジャーナリスト、TVリポーター、英語同時通訳・スペイン語通訳者。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。’10年10月のチリ鉱山落盤事故作業員救出の際にはスペイン語通訳として民放各局から依頼が殺到。2015年3月発売の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』は15万部を突破し、現在新装版が発売。最新の訳書に「ナダル・ノート すべては訓練次第」(東邦出版)。10月に初の単著『貧困脱出マニュアル』(飛鳥新社)を上梓。 雑誌「月刊VOICE」「プレジデント」などで執筆するほか、テレビ朝日「たけしのTVタックル」「たけしの超常現象Xファイル」TBS「水曜日のダウンタウン」などテレビ出演も多数。
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