「クール・ジャパン」の代表格、「日本のトイレ」がさらに進化する!?

進む「汚れにくいトイレ」の開発

 昨今では、少ない水で効率よく汚物を流すトイレ洗浄についての研究開発も進んでいる。  TOTOのトイレ開発には「洗浄エンジン」という聞きなれない用語が使われている。「洗浄エンジン」とは、トイレの大便器を構成するボウル状の便鉢と排水管手前までのトラップを合わせた部分を指す同社の呼称で、汚物受け止めと水流による汚物の排出および便鉢の洗浄機能を有する、大便器の根幹部分を指すという。  この「洗浄エンジン」を世界共通規格とすることで、“商品実用化までのリードタイムを短縮できるほか、開発費の集中投資で開発工程の質を高められる”という。この先、少ない水で効率よく汚物を流すことができるようになる可能性があるのだ。(参照:住宅産業新聞社)  前出の日本レストルーム工業会でも、汚れがつきにくく、落としやすい便器の開発、および、掃除のしにくかった便器のフチ裏がない形状を開発を通じて、掃除のしやすく、少ない水で効率よく汚物を流すことを可能にするための各メーカーの施策が紹介されている。(参照:日本レストルーム工業会
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IoTトイレも登場!
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