▶SP版
HOME
政治・経済
社会
国際
科学
カルチャー・スポーツ
ハーバー・ビジネス・オンライン
カルチャー・スポーツ
NLP実践者がよく提唱する「目をそらしたら嘘をついている」は本当なのか
NLP実践者がよく提唱する「目をそらしたら嘘をついている」は本当なのか
2017.02.19
正直者だって目をそらす
「目をそらす」という動作は、私たちが物事を集中して考えたり、想像したりするときに起きる現象です。例えば、「一昨日の夜、夕食に何を食べましたか?」という質問に答えようしたとき、目が上や下に動いたと思います。この動きは、目の前の視覚情報をシャットアウトし、思考のための資源を効率的に使うためです。上を見上げれば天井が、下を見れば床があります。目を上もしくは下に向けることは目を前に向けているより、視覚情報が少なく集中できるのです(集中していることを意味する他の目の動きとして「眼球を動かさず一点を注視する」「目を閉じる」という動きがあります)。 嘘つきが嘘をつくとき、それが露呈してしまわないように、辻褄を合わせたり、自分がついた嘘の内容を記憶したり、証拠が出てこないような発言をしようと、頭をフル回転します。 正直者が正直なことを言おうとしても、冤罪を避けるために、信じてもらえるように懸命に詳細を語ろう、出来事をしっかりと思い出そうと、頭をフル回転します。 結果的に、嘘つきも正直者も、話をするのに集中を要するため「目をそらす」という現象が起きるのです。
次のページ
「右上を見上げたら嘘をついている」も間違い
1
2
3
4
『
微表情を見抜く技術
』
無意識の感情の表われ「微表情」を読み取ることで、誰でもコミュニケーションの達人になれる!
前回の記事
トランプ大統領との握手時に見せた安倍首相の“自己嫌悪”とは?
2017.02.16
一番最初の記事
前の記事
次の記事
清水建二の微表情学の一覧へ
ハッシュタグ
 人間関係
 豆知識
Twitterでつぶやく
Facebookでシェア
B!
ブックマークに追加
Tweet
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事
ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ
コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力
頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界
ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>
仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響
漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋
上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法
64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉
再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今
微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望
新着記事をもっと見る