メキシコ外相はアボカド輸入関税20%をアメリカに支払わせることを提案。その心は……?
トランプ大統領が25日、メキシコとの国境沿いに壁を築くよう命じる大統領令に署名しました。これは公約通りで、トランプ大統領が“有言実行”している様子が窺えます。
驚きの発言が出たのが翌26日。どう壁を築くための費用を捻出するのかについて、スパイサー米大統領報道官は、メキシコからの輸入品に20%の課税を検討しているとしました。
これは、どういうことか。メキシコ含めた、米国が貿易赤字を抱える国々からの輸入品への20%の課税で、年間100億ドルが手に入るというわけです。これで、壁の建設費用はいとも簡単に確保できるとしています。
トランプ氏はメキシコに壁建設費用を支払わせるとしていますが、メキシコ政府は以前から一貫して、支払うつもりはない、としています。そんなメキシコ政府は今回のメキシコからの輸入品に20%の課税がされる可能性についてもコメントしています。メキシコのビデガライ外相は、『高価になるアボカド、洗濯機、テレビ』を通じて、「メキシコからの輸入品課税で壁の費用を払うのはアメリカの消費者だ」という論理を展開しました。