「iOS10.2.1」リリース!課題の「バッテリードレイン」問題はどうなった?

「バッテリー問題」の修正は明文化されず

 十分にバッテリーの残量があるにもかかわらず、電源が落ちたり著しく消耗したりするいわゆる“バッテリードレイン”問題は、iOS10.1.1以降にアップデートしたユーザーの一部から報告されていた症状だ。  iOS10.2のアップデート解決されなかった問題だが、今回のアップデートでも公式に対応したというアナウンスは行われていない。ユーザーの反応は、さらに悪化したというものから改善したというものまでさまざま。アップデート直後は、データのダウンロードから適用するといった一連の流れでiPhoneに大きな負担が掛かるため、一時的に消耗が激しく感じることもあるため、しばらく様子見が必要そうだ。

バッテリー残量が十分にあっても電源が落ちることがあるほか、著しく消耗量が激しいという報告も…

 なお、iOS10.2.1へのアップデートに対応するのはiPhone5以降の端末。その他、第4世代以降のiPad、第6世代以降のiPodとなっている。  iOSのアップデートは、最初の一桁が変わりOSそのものが刷新されるメジャーアップデートに加え、新機能の搭載などを伴い2桁目の数字が変わるアップデート、そしてバグやセキュリティの修正を伴うマイナーアップデートが中心で3桁目が変わるマイナーアップデートの3種類がある。  今回のアップデートはもっとも頻繁に行われマイナーアップデートで使い勝手を向上させるような新機能の搭載はないものの、デバイスを安全に使いこなすためにも適用しておくことをオススメしたい。 <文/古作光徳> 【古作光徳】 パソコン関連誌の編集部を経て、’06年にライターとして独立。主にパソコンやスマホ、家電関連誌などを中心に活動中。近年は車やバイク、将棋など、趣味関連誌の執筆や編集にも携わっている
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