動画で営業数値を全公開、新規客10%を誇る小規模パチンコ店「チャレンジャー幸手」の生き残り戦略

この数値はリアルなのか?

 一般的にパチンコ店の粗利率は、地域や立地的な要素もあるが、15%~20%と言われており、25%の粗利率であれば、お客からは「この店は出ない!」のレッテルを張られ、閑古鳥を呼ぶことになる。逆に大型の高稼働店であれば、粗利率10%前後の場合もあると聞く。  経営の真実は、オーナーのみが知るところではあるが、筆者はこの数値はリアルであると思っている。地代家賃や人件費のほか、遊技機購入などの設備投資費なども勘案すれば、通常であればこの「数字」ではやっていけない。しかしこのお店では、HPを見ても分かるように、可能な限り設備投資を抑え、営業を成り立たせているように見受けられる。今時、遊技台から離れた場所に玉貸し機を設置するお店はそうそうない。  何よりも、大型店であれ、小型店であれ、年間を通じて来客数を増やしている店舗はなかなか見つからない。しかしこのお店では、遊技客はおおむね増加している。それはお店がお客の信頼を得ているということであり、やはりオーナーが公開している数値と、遊技客の体感値に大きなズレがないのであろう。
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動画戦略がもたらす成功と危機
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