動画で営業数値を全公開、新規客10%を誇る小規模パチンコ店「チャレンジャー幸手」の生き残り戦略

数字から見えてくるパチンコ店のリアル

動画で公表している数値を信じるのであれば、2016年12月の数値は― 遊技台1台当たりの月間売上:平均11万2931円 遊技台1台当たりの月間粗利:平均20689円 遊技台1台当たりの1日売上3643円 遊技台1台当たりの1日粗利667円 ※遊技台数は232台 となる。  これを客の視点に変えてみると、お客1人当たりの月間使用額(負け金)は平均2412円。平均値を見れば、遊技客は1人当たり1日2400円を「支払」っていることになる。  これはあくまで12月の数値であり、オーナー自身も利益を取りすぎたと反省しており、例えば10月の数値でいうならば、1人1日当たりの使用額(負け金)は、1355円となる。お客の使用額がこの金額であれば、カラオケやゲームセンター等の娯楽と同等であるし、少なくとも「ギャンブル」とは言い難い。あくまで平均値としてではあるが……。
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この数値はリアルなのか?
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