また「いいね!」に対する執着も、利用者がネガティブな感情を抱く大きな理由となっている。回答者の大半が自分の投稿に対してそれほど多くの「いいね!」が得られないと落ち込んだり、いら立ちを感じたりしており、42%は友達が自分より多くの「いいね!」を獲得していると嫉妬すると回答したという。
同社による過去の調査でもソーシャルメディアに対するネガティブな感情が明らかにされており、いっそのことソーシャルメディアを止めてしまおうと考えたことのある回答者は78%にも上ったそうだ。
ではなぜ人々は、それでもソーシャルメディアにとどまるのか? この点については、友達とのつながりを保ちたい(62%)や写真など思い出をデジタルデータで残しておきたい(21%)などの理由を回答する人が多かった。
孤独感から逃れるためにソーシャルメディアにとどまる一方で、ソーシャルメディアこそが孤独感をより強いものにしている現状。人々はこの現状から逃れることはできないのだろうか?
参照:株式会社カスペルスキー
http://media.kaspersky.com/jp/pdf/pr/Kaspersky_OnlineDepression-PR-1035.pdf
<文/HBO取材班>