これは何を意味するのか。一言で、1000台クラスの大型店の出店が多いということ。
200台クラスの「地元の老舗」が5店廃業し、1000台クラスの大型店が1店舗出来る。この繰り返しなのだ。実際、同データによれば、平成26年からの1年間で300台以下の店舗が232店舗減少しているのに対し、1000台以上の店舗は35店舗も増えている。
この流れは、今後も続く。
今後5年間でパチンコ業界内ではM&Aが繰り返され、全国3000社ほどと言われる経営法人数も、500法人程度まで集約されると言われる。
地域の八百屋さんが中内功のチェーンストア理論によりダイエー(2015年、イオンの子会社化)に淘汰されていったように、地域の酒屋さんがコンビニ化し大手3社が全国シェアのほとんどを握ったように、やはりパチンコ店も経済原理のそれを逃れることは出来ないだろう。
〈文・安達 夕/写真・
nekonoojisan〉