【2016年アジアサッカーまとめ】次々と歴史を塗り替えていくカンボジアサッカー

カンボジアサッカーの歴史を塗り替えつつある現代表チーム

 2015年、FIFAワールドカップ2018ロシア大会に向け、史上初の2次予選進出を果たしたカンボジア代表。  2次予選では日本代表とも対戦したが、結果は8戦全敗と勝ち点を1も積み上げられなかった。しかし、そこで掴んだチャンスをもとに戦った2016年6月の台湾とのプレーオフ。AFCアジアカップ2019史上初の本選出場に向けた戦いに勝利し、見事AFCアジアカップ2019の3次予選進出を掴んだ。史上初のAFCアジアカップ本選出場に向け残りの12枠(24チームが3次予選に出場し12チームが本選に出場可能)をかけた挑戦が2017年に待ち受けている。  2016年10月、11月には、AFF SUZUKIカップ2016の予選でラオス、ブルネイ、東ティモールと対戦し3連勝で2008年大会以来4大会ぶりの本選出場をAFF SUZUKIカップ2016で果たした。  1996年に始まった同大会は、タイガーカップ、スズキカップと名前を変え、今回の2016年で第11回目を迎え、オフィシャルスポンサーとしてEPSON、KONICA MINOLTA、TOSHIBA、YANMAR、Z.com(GMOインターネットグループのグローバルブランド)等の東南アジアでもビジネスを展開する日系企業が大会オフィシャルスポンサーとなっている。  カンボジアサッカーが着実に力をつけていることを公式の国際大会で証明したサッカーカンボジアフル代表は、実は国の平均年齢が約24歳ということもあり、20歳代前半の選手中心に構成されている。若さと着実な自信、経験を掴みつつあるサッカーカンボジア代表は、2017年マレーシア開催の東南アジア競技大会(SEAゲームズ)においてその実力を証明する準備を着実に整えている。
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外国人選手と自国選手の活躍が光ったカンボジア国内リーグ
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