「最後は笑顔で最高の曲を届けたい」という思いが表れていた中居正広
中居さんは、歌の冒頭から最後まで、眉がハノ字になる様子が特に観られました。
眉がハノ字になるときというのは、私たちが悲しみを覚えるときです。意図的にこの動きをするのは難しいのですが、悲しみを感じると自然に動いてしまうのです。
もう一つ注目したいのが、眉間のしわです。
眉間のしわは、眉間に力を入れると出来ます。眉間に力を入れる理由は様々ですが、涙が出て来るのを抑えるためだったのではないかと思われます。
曲中、笑顔を見せ、メンバーの中で一番体に勢いをつけて踊っていた中居さんの動作と合わせて考えると、「涙を流して歌えなくなってしまうのはダメだ。最後は楽しい表情で最高の曲を届けよう。」そんな中居さんの気持ちの表れだったのではないかと思えるからです。
木村さんは、歌っている最中は見せなかった悲しみ表情が、歌が終わり、最後に全員で礼をする直前に一瞬だけ、微表情として表れていました。
また頭を上げたときにも悲しみの微表情が観られました。木村さんの悲しみ表情の特徴は、顔にいくつもの悲しみの痕跡が微表情として表れていたところです。具体的には、ハノ字眉、口角が引き下げられる、下唇が引き上げられる動きが観られました。これらの動きは悲しみ表情を形成する表情筋の全てのコンビネーションです。これらの動きが同時というより、単独で時間差を持って微表情として表れていました。