グランドオープンを迎えたイオンスタイル碑文谷
目黒区碑文谷のランドマークが約半年の眠りから目を覚まし、新たな時を刻み始める。
総合スーパー「ダイエー碑文谷店」として41年間に亘って親しまれてきた建物がイオンの手によって大きく生まれ変わり、12月18日に「イオンスタイル碑文谷」としてグランドオープンを迎えることとなった。
日本を代表する総合スーパーだった「ダイエー碑文谷店」、イオンが再生
かつてのダイエー碑文谷店
「イオンスタイル碑文谷」は、旧・ダイエー碑文谷店跡の建物に出店したイオンの大型ショッピングセンターだ。
ダイエー碑文谷店はダイエーの東京における旗艦店として1975年4月に開店。7階建てで売場面積は14,514㎡。現在は投資ファンドの「ユナイテッド・アーバン投資法人」が保有しているが、元々は横井英樹氏(のちにオーナーである「ホテルニュージャパン」火災により逮捕)の所有だった。当初はボウリング場「トーヨーボウル」とすべく建てられた建物であったものの、竣工時にはボウリングブームは終焉を迎えており、当時店舗網を拡大していたダイエーが賃借する運びになったという数奇な運命を辿っている。
1990年ごろには年商200億円を越え、目黒・碑文谷という立地もあり「日本で一番芸能人に会えるスーパーマーケット」と噂されるなど、マスコミに登場する機会も多かった。
41年間に亘ってダイエーの旗艦店、そして日本を代表する総合スーパーとして親しまれてきた碑文谷店であったが、ダイエーのイオングループ入り、そして建物の老朽化に加えて売場構成が時代に合わなくなったこともあり、2016年5月5日に閉店。イオンの店舗とすべく改装・耐震補強工事が進められていた。
ダイエー碑文谷店は5月5日に閉店。7か月に亘る改装が行われた