美意識の平均レベルが上がり、男性美容は加速の一途を辿る。
「SNSの普及で一般人のイケメンがどんどん表舞台に出てきました。『負けられない』からと自分磨きをする意識が男性にもあらわれて、イケメンの多様化が起きはじめたんです。菅田将暉のような昭和風のイケメンからユースケデビルのような女性的なイケメンまでいる。これからは自分をどのポジションに設定して近づけていくかが重要になるでしょう」
30代以降は急激に代謝が落ちてくるため、アンチエイジングも重要になってくる。
「化粧水をつけるだけで1か月、早い人だと1週間で明らかに肌の調子が改善される。男女兼用のシェアードコスメなども人気が出ているのでうまく活用したいですね」
もっとわかりやすい指標はないのだろうか。
「比較的、福山雅治や木村拓哉などの“オシャレ系”を目指すよりもスポーツ選手などの硬派を目指すほうが実現しやすい。ライザップなどでボディメイクをする風潮もまさにそちら側。男性が男性的なイケメンを目指すのは自然な流れですし、運動をすれば肌の代謝も良くなるので精悍な顔になりやすいからです。東京五輪に向けて、間違いなくスポーティなメンズがトレンドになると予測されている。今のうちから実践するといいのではないでしょうか」
目指すは“東京五輪系”か。
【加藤智一氏】
美容ジャーナリスト。あらゆる美容情報に精通し、女性向けのみならず、男性向け媒体でも活動中。