過去の下落率を見て大底を拾いつつ、ユーロでヘッジ!
「FXを始めたのは’09年頃。翌年くらいにはもう、南アフリカランドをトレードするようになっていました」
そう振り返るのは兼業トレーダーの大魔王バーン氏だ。
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’15年は7、11月と2回の利上げを実施し、’16年も1、3月の2度の利上げを実施した結果、政策金利は7%に到達。まだ、利上げの余地はあるか?
「最初は豪ドル/円を買ってスワップを稼いでいましたが、その仕組みをちゃんと理解していなかった(笑)。50万円を入れて10万豪ドルを買い。長く持つつもりだったのに、思っていたよりも高いレバレッジがかかっていたので、その日のうちにロスカットを食らって50万円を飛ばしてまった。ビギナーズラックなんてありませんでした」
当初からスワップを視野に入れていたバーン氏は、その失敗を糧に南アフリカランドへ方向転換する。
「ポジションをとってから反対の方向へ動いてしまっても、高金利な新興国通貨ならスワップ金利がある。なかでも南アフリカの政策金利は’10 年当時7%でオーストラリア(当時3~4%台)の約2倍もあった。多少の含み損を抱えたままホールドしても、日々のスワップ金利が積み重なってくれることで含み損の負担を軽減できると思って、乗り換えたんです」
以降、ランドに加え、トルコリラなどの新興国通貨をメインに取引するようになったバーン氏。’16 年は新興国通貨にとって逆風の年だったが、収益はプラスを維持しているという。どうやって逆風を乗り越えたのか。