反社会的気質のある子供は、間違いを指摘されると怒りを表す
問題の出題者と生徒(1:1)が対面に座ります。出題者が問題を出題し、生徒が問題に回答します。生徒が回答を終えると、出題者は生徒の目の前で正解もしくは不正解を伝えます。不正解の回答をしたときの生徒の表情が記録され、分析されます。
この実験では、実験に参加した個々の生徒たちを普段から知っている先生たちにも協力してもらい、生徒たちの性格傾向を回答してもらいました。
生徒たちの性格傾向は、「精神上偏りのない普通の性格傾向」「注意欠陥・多動傾向・攻撃的・反社会的傾向」「過度の不安や恐怖・心身症状・抑うつ傾向」の3つに大きく分けることが出来ました。
生徒たちの表情分析の結果と性格傾向とを照らし合わせると次のことがわかりました。
・「精神上偏りのない普通の性格傾向」の生徒は、問題に間違えたことを伝えられると恥ずかしそうな表情をする傾向にある。
・「注意欠陥・多動傾向・攻撃的・反社会的傾向」の生徒は、問題に間違えたことを伝えられると怒り表情をする傾向にある。
・「過度の不安や恐怖・心身症状・抑うつ傾向」の生徒は、問題に間違えたことを伝えられると恐怖表情をする傾向にある。