ただの野球監督ではなかった。次期駐日大使候補バレンタイン氏の脅威の人脈

トランプ氏と間接的に深い繋がりを持つ

 以前の駐日大使を個人的に知っている。この点は大きなポイントとなります。バレンタイン氏が駐日大使になることがあれば、かなり早い時期にシーファー氏へ連絡して助言を求めることでしょう。  バレンタイン氏はさらに、トランプ氏、および、トランプ氏に対してアドバイスをできる人物らともつながりがあります。WEEIは、バレンタイン氏がトランプ氏を長く知っていること、アンソニー・スカラムッチ氏とも近いこと、そして、リンダ・マクラホン氏ともつながっていることを指摘しました。  最終決定権のあるトランプ次期大統領とつながりが最重要であるのは当然として、スカラムッチ氏もマクラホン氏もトランプ氏が求めればアドバイスができる立場にいます。  スカラムッチ氏はトランプ氏の政権移行チームのメンバーであり、人事に対して大変重要な発言権がある人物です。  マクラホン氏は先日、トランプ氏に中小企業局長に任命された人物。プロレス団体WWEのCEOを務めた人物であり、選挙戦の最初から最後まで熱心にトランプ氏を応援していました。このマクラホン氏は、現在バレンタイン氏がディレクターとして働いている大学で理事会メンバーを務めていると報じられています。  トランプ氏と個人的に長年知り合いであり、トランプ氏が重用している二人の人物もバレンタイン氏を推薦できる状況にある。バレンタイン氏がこれだけ多くの人物とつながりがあることには驚きです。
次のページ 
日本人のキーマンとも親交が深い
1
2
3
4
【岡本泰輔】
マルチリンガル国際評論家、Lingo Style S.R.L.代表取締役、個人投資家。
米国南カリフォルニア大学(USC)経済/数学学部卒業。ドイツ語を短期間で習得後、ドイツ大手ソフトウェア会社であるDATEVに入社。副CEOのアシスタント業務などを通じ、毎日、トップ営業としての努力など、経営者としての働き方を学ぶ。その後、アーンスト&ヤングにてファイナンシャルデューデリジェンス、M&A、企業価値評価等の業務に従事。日系企業のドイツ企業買収に主に関わる。短期間でルーマニア語を習得し、独立。語学コーチング、ルーマニアビジネスコンサルティング、海外向けブランディング、財務、デジタルマーケティング、ITアドバイスなど多方面で活動中。

ハッシュタグ