「パチンコ依存症の半数は週4回以上入店」データから浮かび上がる課題とは

相談者は普通の会社員から学生、経営者まで

 相談を受けたRSNとしては、まずは相談者の話をよく聞くことを大事にしている。相談者にとっても、第三者に話すことによって、自身の問題を整理できたり、ギャンブルに熱中している精神状態をニュートラルに戻したり出来るからだ。  RSNは、その上で深刻と思われる相談者には、適当と思われる他のサポート施設や行政機関を紹介している。主には「精神保健福祉センター」や「保健所」、必要に応じて医療機関や回復施設なども紹介する。  相談者の背景は様々である。  一般的なサラリーマンもいれば、主婦もいる。非常勤の人もいれば、学生や経営者もいる。しかしその半数以上は、経済的な生活基盤が不安定もしくは脆弱であり、何かしらの金銭的な問題を抱えている。  当事者たちのパチンコ店への入場回数(遊技日数)は、有効回答数1355人のうち、週2回以上が1052人となっており、週4回以上に絞っても628回と約半数となる。ちなみに1か月のパチンコへの消費金額は2万円以上20万円未満で83%となっている。
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もっと早く、もっと真剣に「依存症問題」対策を
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