中国『君の名は。』大ヒット、影の功労者は「中韓関係」!?

 数年前を振り返ると、韓国朴槿恵政権になってから印象的なのは、中韓蜜月関係の演出だった。その象徴とも言えるのが、中国黒竜江省ハルビン駅に2014年1月に開館した「安重根記念館」だ。同館は、朴大統領が強く希望したことを中国が巧みに利用した言わば、中韓歴史連携の象徴だった。  一時期はさらに展示スペースを拡大するとも発表されたが、中国語SNS「微博」を見ると、今年8月以降は休館で入れなかったという写真付き投稿が目立つ。公式に閉館とはなっていないが、安重根記念館は、ほぼ閉館状態となっているようだ。  そうすると今年10月に上海の大学構内に建てられた慰安婦問題を象徴する少女像も今後、中国全土へ広がるペースは大幅に鈍化するのかもしれない。中国初となるこの少女像は、中韓の芸術家が善意で寄贈したとされているが、両国政府が背後で何かしらの意図を持って後押ししたことは容易に想像できるものだ。
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中国の「海賊版撲滅」策も後押し
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