中国『君の名は。』大ヒット、影の功労者は「中韓関係」!?
韓国は、今年7月に対北朝鮮防衛強化のため「THAAD(終末高高度防衛ミサイル)」の配備を決定するとTHAADは北京も射程圏内に入るため中国は猛反発し、中韓関係は悪化している。より正確には、韓国が、THAAD配備決定間近と伝えられた昨年11月以降、関係冷え込みは始まっていた。
中国政府は公には認めていないが、中国は、THAAD配備を決定した韓国に対する報復措置として、韓国排除「禁韓令」の動きを見せ始め、韓国人俳優出演のCMや広告、韓国関連のイベントが中止になったり、韓国製品も姿を消している。台湾の『中国時報』によると、日本から数年遅れて到来した中国での韓流ブームは、音楽、映画、ドラマ、化粧品、美容整形など日本の最盛期の韓流ブームの4倍の市場規模だったが、 中国政府による禁韓令の影響で急速にしぼみつつあると報じている。
韓国映画についても昨年まで年間3、4本(合作映画も含め)は中国で上映されていたが、今年は0本だ。つまり元々韓国映画だった上映枠に日本映画である『你的名字。』が滑り込んだのではないかと見られている。当初、吹替版と字幕版の両方を上映するとしていたが、間に合わなかったのか、現在、上映されているのは、字幕版のみとなっている。もちろん、中国には日本の声優ファンなども多いため、これだけで予定外の上映と決めつけることはできないが、そんな風にも勘ぐりたくなる。
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