大勢の微表情を一気に読み取るAIが登場! ライブや教室でも適用可能か

次世代eラーニングの可能性

 通信講座やeラーニングの宣伝文句は、「わからないところは何度も視聴できる!」ですが、わからないところは何度見てもわからないものです。  たとえメールなどで質問ができるとしても、面倒なのが本音です。わからないところはすぐに解決したいのです。授業を聞いているときの学習者の「ココの説明わからない!」という表情をAffdexに認識させ、そこの説明が丁寧になったり、重点的に復習問題が追加される、そんな機能を持たせることも可能でしょう。そうすれば、eラーニングにライブの授業の利点であるインタラクティブ要素を取り入れることが出来ます。  感情AIが織りなす新しい感情コミュニケーションの可能性。今後も注視していきたいと思います。 (参考) 米Affectiva社HP 株式会社シーエーシー(Affectiva日本代理店) Affectiva製品HP <文・清水建二> 1982年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学ぶ。学際情報学修士。日本国内にいる数少ない認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人。微表情読解に関する各種資格も保持している。20歳のときに巻き込まれた狂言誘拐事件をきっかけにウソや人の心の中に関心を持つ。現在、公官庁や企業で研修やコンサルタント活動を精力的に行っている。また、ニュースやバラエティー番組で政治家や芸能人の心理分析をしたり、刑事ドラマ(「科捜研の女シーズン16」)の監修をしたりと、メディア出演の実績も多数ある。著書に『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』(フォレスト出版)、『0.2秒のホンネ 微表情を見抜く技術』(飛鳥新社)がある。
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微表情を見抜く技術

無意識の感情の表われ「微表情」を読み取ることで、誰でもコミュニケーションの達人になれる!