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11月30日、国会内閣委員会において、「IR推進法案」、通称カジノ法案がついに審議入りした。
今国会での成立を目指す自民と維新。党内からの反発もありながらも与党としての判断を迫られている公明、慎重派と推進派が拮抗する民進、断固阻止の構えを見せる共産。各党各議員の思惑が交錯するなか、内閣委員会での「IR推進法」審議は、民進欠席のなかで淡々と進められた。今臨時国会の会期は、12月14日まで延長されており、会期内の成立を巡る各党の動きに注目が集まっている。
本稿では、「IR推進法」が可決したとして、実際にIR(カジノを含む統合型リゾート)が出来るまでのスケジュールを予測するとともに、今後のポイントについて解説する。
まずしっかりと理解しておきたいことは、今、国会で審議されている「IR推進法案」は「プログラミング法」であって、この法律が可決したからといって、すぐにカジノが出来る訳ではないということ。「東京オリンピックまでにカジノを」的な話は、実はとうに霧散している。