酒の席でケンカが起きやすいのは、単に酔っているからだけではなかった

飲酒がもたらす顔補正機能とは

 私たちはお酒を飲むと平衡感覚を失います。それは当然、視覚にも影響します。  つまり…  左右非対称の顔を観る⇒普段なら何とも思わない  ということなのですが、  左右非対称の顔を観る⇒お酒を飲んで観る⇒視覚が歪む⇒左右非対称の顔が左右対称に補正される⇒美人・イケメンに見える  ということなのです。よく「お酒の勢いで○○な失敗を!」「酔っていたから△△な失態を…。」という言い訳を聞きますが、これは顔・表情認知の世界から言うと、あながち的外れな言い訳ではないのです。そして、普通の顔が美女・イケメンに見えるくらいなら、まだ可愛いものなのですが、お酒の影響で私たちの表情認識力も影響を受けることがわかっています。  中でも気を付けたい表情は、怒りと嫌悪との混合です。
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酒を飲むと、「怒り」と「嫌悪」を区別できなくなる
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微表情を見抜く技術

無意識の感情の表われ「微表情」を読み取ることで、誰でもコミュニケーションの達人になれる!

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