イオンが展開するピカール店舗のイメージ(プレスリリースより)
ピカールの商品は、オーブンで焼く、フライパンで炒めるなど簡単な調理でひと手間加えて仕上げるのが多いのも特徴で、そのラインナップは非常に多様。
ピカールの製品だけで主食から副菜、サラダにデザートまで、一食すべてを揃えることもできる。食卓にあと1品欲しいとき、僅か数百円でレストランの味が楽しめるとあって、フランス人が選ぶ好きな食べ物ブランド調査で5年連続1位に選ばれているという。
フランスはヨーロッパ諸国のなかでも女性就業率が非常に高いことで知られるが、その女性就業率の高さを支えているのが「ピカール」なのだ。
この「ピカール」に目を付けたのが、国内流通最大手のイオングループだった。
イオングループでは2015年からイオン幕張新都心店の高級食品売場「ROUGEET BLANC」を皮切りに、首都圏のイオン・ダイエーの一部店舗でピカール製品を実験的に導入、好評を博していた。
そして、2016年6月1日には日本国内で「ピカール」の単独店舗を本格展開するためイオン100パーセント出資の子会社「イオンサヴール」を設立。11月23日に日本国内のピカール1号店として「ピカール青山骨董通り店」を、12月中には中目黒、麻布十番に出店することを発表しており、今後は冷凍食品・中食産業の需要が大きい都市部を中心に展開していくとみられている。
また、あわせて既存のイオンショッピングセンターにおいても品川シーサイド店、東雲店、東久留米店など首都圏の店舗を中心に「Petit Picard」ブランドで店舗展開することも発表しており、今後は全国展開も期待される。