中国スマホ市場でトップに躍り出たOPPO、その戦略と勝因

OnePlusブランドに影響も

 広東欧珀移動通信は本社に工場を併設し、一部市場向けを除いたOPPOブランドのスマホのほか、深圳市万普拉斯科技が展開するOnePlusブランドのスマホも製造している。  深圳市万普拉斯科技は、実質的に広東欧珀移動通信が新たな取り組みのために設立した企業で、両社は親会社が同じだ。親会社の広東欧加控股は旧社名が広東欧珀電子工業で、新社名はOPPOの中文表記である欧珀、OnePlusの中文表記である一加から一文字ずつ取り、持ち株会社を意味する控股を加えて、OPPOとOnePlusの両ブランドを所有する持ち株会社としての立場を社名変更により明確化した。  OnePlusブランドのスマホは、基本的に発売からしばらくは注文の招待を受けた消費者のみが注文できる招待制で販売していた。しかし、OnePlus 3は発売時より招待なしで注文可能とした。

本社併設工場で稼働する設備

 ただ、そんなOnePlus 3は供給不足を理由に公式オンラインストアでは一部の国と地域で注文を一時停止してしまった。招待制の廃止により注文が殺到したと説明したが、実はOPPOブランドのスマホが好調のため工場はフル稼働で、これはOnePlus 3の供給量を増やせない一因となり、遠因だがOnePlusブランドにも影響を与えたのである。
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今後は国際事業の強化
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