タイ・バンコクでもオフライン広告でOPPO Camera Phoneをアピール
ヒットの要因にはもう一つの要素がある。それは、実店舗などで展開する「オフライン」の販売を強化したことだ。
中国のスマホ販売はオフラインが大多数であり、広東欧珀移動通信はオフライン販売を強化し、洗練されたデザインの旗艦店を含めて中国の各都市に実店舗の展開を進めたのだ。
その結果、中国では経済レベルなどで都市が区分けされるが、経済レベルが高い一線都市から二線都市ではこれまでより実店舗が充実していたが、三線都市から四線都市でも充実させて一気にスマホ販売台数を伸ばすことになった。また、一部の五線都市でも実店舗を拡充している。実店舗では消費者がOPPOブランドのスマホを体験可能で、サポートも提供して安心感を与える。
オフライン展開は実店舗以外に広告展開も強化し、カメラのほか急速充電機能のVOOCも大々的に宣伝した。VOOCは上位機種限定となるが、OPPO R9などでは「充電5分間で通話2時間」とアピールし、消費者から高い評価を得た。こうしてイメージや知名度が飛躍的に向上したのである。