セレクトショップ「ビームス」に温泉が?旗艦店「BEAMS JAPAN」の新戦略とは!?
2016.11.15
実はこの「BEAMS JAPAN」は2016年4月に全く新しいコンセプトの店舗に生まれ変わったばかり。
リニューアルの総合アドバイザーには放送作家・脚本家でくまモンの生みの親としても知られる小山薫堂氏を迎えており、「日本」をテーマとして「日本を代表するセレクトショップ」の旗艦店としての存在感を存分に引き出す店づくりが行なわれた。
リニューアル後の店内は、国内外の観光客需要も意識したものとなっており、その品揃えも大きく変化。もちろん、従来のようにアパレルセレクトショップ「BEAMS」旗艦店として機能することはもちろんであるが、これまでの「アパレルセレクトショップ」のイメージとは異なり、1階には日本全国の銘菓・銘品を集めたコーナーを設置。そのほかにも日本のポップカルチャーにスポットを当てたフロアや、百貨店の民芸売場を彷彿とさせるような日本各地の民芸・伝統工芸品コーナー、アンティーク家電のコーナー、そして新たに猿田彦珈琲のカフェスタンドや、日光金谷ホテルのレストラン「クラフトグリル」といった飲食店も出店しており、従来型のファッションアイテム中心の店舗よりも気軽に入りやすいものへと生まれ変わっている。
ファッションだけでなく、さまざまな需要に応えるかたちの店舗となった「BEAMS JAPAN」。ビームスでは、今後も「BEAMS TEAM JAPAN」と称して、ファッションのみならずさまざまな「JAPAN」の魅力を発信するとしており、これからも全国各地とのコラボレーションイベントの開催に期待がかかる。
11月に入り、急に寒くなってきたこの時期。「これまでのアパレルセレクトショップは敷居が高いかも…。」と思っていた人も、ビームスの足湯で心も体も温まってみてはどうだろうか。
<取材・文・撮影/都市商業研究所>
【都市商業研究所】
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」
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ファッションだけじゃない!生まれ変わったビームス
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