12年前の著書でドナルド・トランプが語っていた、「勝利」の秘密

 さまざまな暴言から、彼はカネと権力にものを言わせる暴君のように思われがちだが、同書の中でトランプは次のように語っている。 <交渉事に対する私の基本的な考えを述べておく。それは、すべては説得力の問題であって、権力ではない、ということだ>と。  さらに、その説得術についてこう語っている。 <説得しようとしている相手には、わかりやすく話すことが大事だ。相手が理解しやすいような例えを挙げるのも手だ。相手の理解の域を大幅に超えてしまうと、いらいらされるか、下手をすると劣等感を持たれる。自分も同じレベルの人間であることをわからせよう>  本サイトでも、トランプの英語力が「小学6年生以下」のレベルであることが海外メディアで報じられたことを取り上げたことがあるが(参照:「HBO」)、英語のみならずその政策も、一貫して彼は「有権者と同じレベルの人間である」ことを徹底してケアしていたと言える。
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挑発的な言葉の「理由」
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