今回のヒューズさんのケースは当初から容疑者が別の国にいると考えられていたため、捜査はすぐ解決へとはいきませんでした。そしてつい先日の2週間前の週末。容疑者が逮捕されたのです。犯人はルーマニアに住む31歳の男でした。
ルーマニアにいる知人のビジネスマンに意見を求めたところ、「国境を越えた悪質な犯罪。容疑者がルーマニアで逮捕されたというのも、大変情けない話」と嘆いていました。今回、このようなオンライン上の犯罪は国境を越えて十分起こりうるということが再認識されました。また、悪質な犯罪には国境を越えた捜査がさらに容易にできるよう、各国が連携していく必要があります。
セックストーションで恐ろしいのは、恥ずかしい映像が特定のアダルトサイトに公開されるなどといった単純なケースばかりではないことです。
最近では、犯人が被害者の知人や身内の情報をだましとるため、偽アプリなどをダウンロードさせ、携帯のアドレス帳を抜き取ってしまうというケースも出てきています。
ヒューズさんのケースでは、17歳ということもあり、身内の友人だけでなく、学校の先生たちやクラスメートにもばらまかれる可能性がありました。多感な時期ということもあり、相当な恐怖だったと思います。もし社会人がこのようなケースに出くわしたら、社内の同僚や上司に性的な映像を送りつけるぞと脅しが来る可能性もあります。