3分で読み解く「レジャー白書2016」ゴルフ編 若者のゴルフ離れを払拭できるか

減少の一途をたどるゴルフ人口

 そもそもゴルフは、お金のかかるレジャーである。最低限の用具やウェアを揃えるのはもちろん、一回のプレーフィも他のレジャーより割高。そんなゴルフが隆盛を誇ったのは、ゴルフがただの遊びではなくれっきとした仕事であり、ゴルフ場は社交場であるという考え方が当たり前であったから。ゴルフ場に支払われた料金の多くは、会社の経費として処理されてきた。若者のゴルフ参加率も鈍い。ひと昔前であれば、会社員であれば少なからず企業のゴルフコンペや接待ゴルフなどに、否応なしに駆り出されていたものであるが、そのような機会も日本の「失われた10年」とともに激減し、それが若者のゴルフ離れに直結した。  世代別のゴルフ人口をみてみると、ゴルフ場利用者数は70代が141万人、60代が171万人となっている一方、30代は74万人、20代に至っては38万人と、見事な逆三角形を描いている。さらには、ゴルフ場の利用者が年に10回以上利用するヘビーユーザーと、会社のコンペ等で年に1~2回しかゴルフをしないライトユーザーとの二極化が促進されていることであり、そのヘビーユーザーの多くは、50代以上のシニア層が占めていること。市場の先細りは明々白々である。  統計によれば、70歳を超えると、2人に1人はゴルフを辞める。ゴルフの本当の危機は2015年ではなく、団塊の世代が70歳を迎える2020年なのかも知れない。
次のページ 
リオ五輪正式種目採用の波に乗り、巻き返しはかる
1
2
3