NTTドコモが新技術を導入、通信速度500Mbps超えの新製品が登場

通信速度が500Mbpsを超えた製品

 NTTドコモは2016年10月19日に2016-2017 冬春 新サービス・新商品発表会を開催し、ネットワークに新技術を導入することを改めて紹介し、新技術に対応した製品を初めて披露した。

LTE-Advancedの新技術を導入

 NTTドコモはLTEを高度化したLTE-AdvancedによるサービスをPREMIUM 4Gとして提供しており、LTE-Advancedの技術として受信のキャリアアグリゲーション(CA)を導入済みである。  CAとは複数の搬送波を束ねて通信する技術で、ネットワークの高速化や安定性の向上などを実現する。CAの導入当初は2つの搬送波を束ねていたが、3つの搬送波を束ねるCAも導入しており、通信速度は受信最大375Mbpsで提供している。  NTTドコモは2016年9月にネットワークの高度化に関して発表しており、CAに加えてQAM拡張とMIMO拡張の計画を明らかにした。QAM拡張は受信の変調方式を従来の64QAMから256QAMとし、1度に運べる情報量を6ビットから8ビットとする。MIMO拡張は従来の2×2 MIMOから4×4 MIMOとなり、4×4 MIMOは基地局側と端末側でそれぞれ4本ずつのアンテナを利用して通信する。
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通信速度を高速化!
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