投資家なら要チェック。2016年「ポーター賞」受賞企業が決定
ポーター賞受賞企業の株価パフォーマンスは良い。今年のポーター賞受賞企業の株価パフォーマンスは、4社全て、過去5年で比較すると、TOPIX(東証株価指数)を上回っている。
短期的には、EPS(一株利益)が伸びていきそうだから、株価も騰がるだろうと予想できる。では、5年後や10年後はどうだろう?5年後や10年後のEPSを予想するのは難しいだろう。しかし、ポーター賞の受賞企業は、「競合が自社を真似しようとしても真似できない。競合が自社を真似すると競合は自滅する」、「一見非合理に見える要素が、後から見た時、ストーリー全体の中では合理的になる」面白いストーリーを作ることにより競争優位性を獲得し、維持できることから、長期的な株価パフォーマンスも良いのではないだろうか?
株式投資判断の一要素としても、ポーター賞については注目しておいたほうがいいかもしれない。
<文/丹羽唯一朗>
『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』 究極の競争優位をもたらす論理を解明していく |
ハッシュタグ