両候補の裸オブジェにバカグッズまで。大統領選投票日目前のNYはふざけるしかない空気!?

五番街にあるトランプタワー前でパンツ一丁でギターの弾き語りを披露するパフォーマー。周囲はスマホのカメラを向ける見物人で混雑し、一緒に記念写真撮影をねだる人もいた

 五番街にそびえ立つ金色に輝くトランプタワーの前には、裸のパフォーマーが出現している。パンツ一丁でブーツを履き、頭にはカーボーイハット、星条旗をあしらったギターを抱えてカントリー音楽風の替え歌でトランプ氏支持を訴え、パンツのお尻には「TORUMP」の文字。タワーの前は野次馬でごった返し、彼らの多くがスマホのカメラでそのパフォーマーを撮影していた。  街中やニューヨークの空港内にある雑貨店や土産物店にはクリントン、トランプ両氏のグッズが多数並ぶようになったが、両氏の似顔絵や名前が入ったマグカップやキーホルダーなど何の変哲もないグッズよりも、かなり強烈なものが目立っていた。例えばダウンタウンのブロードウエイ沿いにある雑貨店には、外のショーウィンドウにいきなりトランプグッズのディスプレーが展示されている。トランプ氏の顔のイラストと「HUUUUGE ! ASSHOLE(でかーい!尻の穴)」の文字が入った直径50センチほどの大きさのマグカップが鎮座し、その中や上には白い紙に同氏の数々の暴言が印字されている。
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もはやNYっ子はおちゃらけるしかない!?
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