ノーベル文学賞、村上春樹氏の受賞の現実味は?世界のブックメーカーを見てみた

 一方、北欧最大規模のブックメーカー「ベッツオン」を見てみると、先ほど村上氏の後塵を拝していたアドニスが倍率5倍で1位になっていた。村上氏は約1倍差の2位、3位には再びフィリップ・ロスが8倍で選ばれていた(参照)。  さらに、欧州スポーツに特化したブックメーカーの「ベットセーフ」。こちらでも1位はアドニスが5倍で予想トップに立っていた。2位に5.5倍で村上氏、3位が8倍でフィリップ・ロスが続いていた(参照)。  今回、取材班が確認した、他の多くブックメーカーでも村上春樹氏は、予想1位もしくは2位に選ばれていた。まさしく今年のノーベル文学賞の大本命といって間違いないだろう。そして、多くのブックメーカーでその対抗にはアドニスが選ばれていた。  なお、ノーベル賞を主宰するスウェーデン・アカデミーは、候補者を明らかにしていないため、村上氏が審査対象者かどうか、公式には不明であることは念のため申し上げておく。いずれにせよノーベル文学賞発表まではあと数日ある。まだまだお祭り騒ぎは続きそうだ。 <文/HBO取材班>
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