電子マネー&金券ショップ[現金化]の最前線

レターパックの出所は広告代理店が多い!?

 池袋に金券ショップ『K-NET』を構える今枝開孝氏は、いわば現金化のプロフェッショナルだ。 「一度に300万~400万円もの大量のiTunesカードを持ち込むような怪しいお客さんは稀にいますが、ほとんどは普通の人たちですよ。GWやシルバーウイークなど大型連休がある翌月は特に増えます。パーッと使ってしまった分を埋めたいのでしょうね」  むしろ、“普通”に見える人ほど怪しかったりする。 「地味なスーツを着たおばさんが収入印紙を大量に持ち込むことはよくあります。1枚200円が100枚で1シートになっているんですが、それこそ数百万円単位で持ってくる。僕らは90~96%で買って、98%とかで売るんですが、行政書士事務所なんかがまとめて買ってくれるのですぐに捌けます。買い取る際には身分証のコピーを求めるのですが、『税務署に教えないですよね?』と確認してくるので、大きな声で言える類の印紙ではないんでしょう(笑)」(今枝氏)  ちなみに、収入印紙の買取は古物商として行うため、身分証のコピーが定められているのだが、税務署に報告する義務はない。 「広告代理店やイベント会社からの持ち込みもあります。1個510円のレターパックで、1箱200個入りのものを5箱も6箱も。『余ってしまって』なんて笑いながら来ますが、どうだか(笑)。レターパックは450円で買い、不動産会社なんかに485円で売って利ザヤを手にします」(同)  大々的に懸賞キャンペーンを行えば、当選者に商品を発送する必要に駆られる。仮にそれをやったことにすれば、1000個単位のレターパックが浮くこともあるだろう。こうした“ネコババ系”も混じって市場に流通しているのが実情なのかもしれない。  とはいえ、額面よりも安く購入できる電子マネーや金券ショップを利用しない手はない。今枝氏が語る。 「amazonで年間20万円使う人なら、我々からギフトカードを購入すれば年間1万円浮く計算になります。個人的には、ジェフグルメカードもおすすめ。500円の金券が478円で購入できるのですが、吉野家など多くのフランチャイズで使えてお釣りもちゃんともらえます。金券ショップで安いのは新幹線くらいでしょ、というイメージをお持ちの人が多いと思うけど、いろんな手段があるので見に来ていただきたいですね」  チリも積もればなんとやら。小銭を拾いにいく感覚でこうした仕組みを利用すれば、案外金持ちへの道が開けるのかもしれない。 ★amazonギフトカードの売買はネットが主戦場 amazonギフトカードはコンビニで売ってるタイプのものは基本的に買い取らない。業者に売った瞬間にコードを盗む輩がいるからだ。よって受け取り人を指定できるEメールタイプのギフトカードが現金化には使われている ★iTunesカードの店頭売却はレシートが必要! iTunesカードも現金化する際には買った店のレシートが必須。買い取り業者と悪徳売り主の攻防はイタチごっこだ。店頭では5000円のカードを4750円で販売。店内には3~5%安く手に入る金券がゴロゴロあった ★横領系のブツが市場に出回る! 収入印紙もレターパックも需要は多いため、換金性は高い。「支払いを作為的に分割すれば、印紙は不要になる。そうやって浮かせているのでは」(今枝氏) 【一之瀬啓介氏(仮名)】 実業家。本業はITコンサルタント。カード会社のキャンペーンやアフィリエイトに精通。儲けの種を常に物色する狩人 【今枝開孝氏】 K-NET。池袋北口にて金券ショップ『K-NET』を運営。自他ともに認めるアービトラージのプロフェッショナル 取材・文/編集部
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