シーア派の聖地巡礼を経て、イスラムの教義に触れてみた

イスラムの救世主思想マフディ

イスファハーンにあるマフディーの友人の墓(筆者撮影)

 イスファハーンでは著名な観光地を巡った後、現地の友人に連れられ町の外れにある12代目イマームの友人の墓を訪れた。きっとこんなところに来た観光客はこれが最初で最後だろう。12番目のイマーム・マフディはシーアは思想の中でも重要な部分で、最後の審判が下される日にキリストとともに現世に甦るという。イスラム教の基礎的な知識がない読者からすると突然のキリストとの関連に困惑するであろうが、イスラム教はユダヤ教、キリスト教の教えを継承していて、その預言者の中にはアブラハム、ノア、モーゼ、イエス・キリスト、そしてムハンマドが含まれる。マフディはいわばイスラムの中の救世主思想である。
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5万人の信徒にまじって礼拝を捧げる
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