金丸氏はあえてホームページの作成も今は控えている。というのは、タイ語か英語を使って弁護士とファーストコンタクトも取れない人は、そもそもタイではビジネスをやっていくのが困難だと思っていることもある。
それから、金丸氏は今年、タイの国立大学に入学した。留学生としてタイで就学する人は少なくないが、あくまでもタイ人の枠内で学生になっている人はあまり聞かれない。まだ1年目ではあるが法学部を専攻し、タイ語の教科書や法律書と格闘している。
「タイでは法学部を卒業するだけで日本でいう司法書士程度の業務に就くことができます。法廷弁護士は別に司法試験がありますが、せっかく法律事務所を経営しているのですからタイでタイの法学部くらいは卒業し、専門用語などもしっかりタイ語で把握できるようになっておきたいと思っています」
金丸氏のタイの法曹界への挑戦は今年始まったばかりである。
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チャナテープ氏(右)は商法に関する案件で活躍している。弁護士歴16年
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ブンショー氏(右)は16年の経験がある民法関係に強い弁護士。テレビドラマにできそうな経験もしている
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オング氏は唯一の女性で、まだ司法試験に合格したばかりの弁護士1年生
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民事事件や刑事事件もこなす、ソムヨット氏(右)。弁護士歴5年
<取材・文・撮影/高田胤臣(Twitter ID:
@NaturalNENEAM)>
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