“18歳選挙”が生む、新たな ビジネスモデルの可能性

”週刊少年ジャンプの3原則”で若者に政治を解説?

東京都議会議員の音喜多駿議員とギャル男のコラボ政治本は大人気に

 ほかにも、音喜多駿・東京都議会議員は『ギャル男でもわかる政治の話』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)を出版し、発売2週間で2回の増刷がかかるなど異例のヒットを打ち出した。 「週刊少年ジャンプの『ジャンプ三原則』やマンガ『ワンピース』など若い世代に共感できる例を挙げてわかりやすく政治を解説するだけでなく、容姿端麗で、ツイッターのフォロワーが1万人を超える“ギャル男”君たちとコラボしたのは画期的だと思います」  ただ、若者をターゲットにしたコンテンツが乱立し、行き過ぎたプロモーションが一種の扇動を誘う恐れもあるが……。 「そうならないためにも、地域密着のソーシャルコミュニティを重視した動きが求められます。若者たちによるソーシャルビジネスがより活発になるとともに、政治家が公金を使わず、若者向けクラウドファンディングを利用し、地域問題を解決していく動きも面白いと思います」 【新田哲史】 全国紙の社会部記者を経て、言論プラットフォーム「アゴラ」編集長。コラム執筆や評論を行う傍ら、企業広報アドバイザーとしても活動。http://nittatetsuji.com/ <取材・文/HBO編集部>
1
2
3
ギャル男でもわかる政治の話

前代未聞のエンタメ政治入門書!