萩市長と会津若松市長は握手したことがない!? 戊辰戦争の“終戦”はまだ先?

俳優・西田敏行もその確執について語る

 筆者は、幕末の会津藩を舞台にした2013年放送のNHK大河ドラマ「八重の桜」で、会津藩家老・西郷頼母役を演じた俳優の西田敏行さんにインタビューをしたことがある。福島県郡山市出身の西田さんは、その時に「子供のころから地元のお年寄りに“薩長憎し”の話を聞いてきました。大人たちが『このあいだの戦争はよう』というと太平洋戦争ではなく、戊辰戦争の話なんですよね。僕も山口県の人と聞くと、ちらっと意識することがあった」と話していた。また、西田さんは、1977年放送の大河ドラマ「花神」で長州の山県有朋、1990年放送の大河ドラマ「翔ぶが如く」では薩摩の西郷隆盛を演じているが、「山県を演じた時は、地元の友人からいろいろと言われましたね。でも、なぜか西郷を演じた時は、みんな許してくれたんですよ」と苦笑いしていた。
次のページ 
こじれた関係は修復可能か
1
2
3
4
5
ハッシュタグ