マクドナルド、「ポケモンGO」で株価急騰に沸くも深刻化する経営の実態

photo by Paul Vlaar CC BY-SA 3.0

 ついに日本でサービス開始となり、スマホを片手に街を出歩く人が急増するなど社会現象を起こしている「ポケモンGO」。ゲームではマクドナルドの店舗がユーザー同士での対戦やキャラクター集めに必要な場所(ポケスポット)となっており、日本マクドナルドHDの株価が急騰している。  マクドナルドといえば近年、客単価の低下と客数の減少というダブルパンチで閉店が相次ぎ、4年前の水準から300店舗ほど減って、現在は全国3000店舗を切っている。’14年度からは大赤字を出すなど経営環境は悪化する一方だった。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=103477

「ポケモンGO」効果で株価は急上昇

 ようやく今年に入ってから客数・客単価ともに、月次で前年比を上回るようになり、株価も底を打って回復基調にあると見られている。そこへ「ポケモンGO」とのコラボが実現。さらなる客数の増加が見込まれたことで株価はまた上昇した。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=103478  ところが、同社の経営指標を読み解いていくと、ある深刻な問題が浮き彫りとなった。
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マクドナルドの経営指標を読み解く
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