オフィスの冷房設定温度に対して、「寒いと感じる:ちょうど良いと感じる:暑いと感じる」の割合は、男性が36.2%:29.0%:34.8%、女性が60.0%:19.2%:20.8%となっている。
オフィスの冷房設定を「寒い」と感じる女性は、60.0%。これは容易に想像つくところだが、以外にも男性も「暑い」と感じる(34.8%)よりも、「寒い」と感じる(36.2%)が若干上回るという結果になっている。
本調査では、設定温度毎にどのように感じたかのデータが無いのであるが、設定温度26℃以上が63.1%に達する中での調査結果である。したがって、「冷房の効いたオフィス」は、意外に「寒い」と思われる環境であるという結果になった。
一方、オフィスの冷房設定が寒いと回答した481人を対象とした「オフィスの冷房が体調不良に結びつくことがありますか?」という設問に対して、8割以上(男女合計の82.5%)がオフィスの冷房で「体調不良」になったと回答している。男女の内訳では、男性は77.9%、女性は85.3%が、オフィスの冷房で「体調不良」になったと回答しているのだ。
ひとつ前の設問で、オフィスの冷房設定を「寒い」と感じる女性は60.0%。男性は36.2%であったが、「寒い」と感じると危険である。「寒い」と感じた8割以上がオフィスの冷房で「体調不良」になった経験があるからだ。
ちなみに、本調査では、女性の70.3%、男性の54.6%、全体では過半数(62.1%)が、黙ってこっそり温度を変更したことがあると回答している。女性は温度を上げることが多く、男性は温度を下げることが多い。また、黙ってこっそり変更したにも関わらず、元の設定温度に戻された経験があると回答した女性は74.5%、男性は72.7%、全体では73.7%となっている。
そんなことも質問するのか!と面食らうが、それだけ設定温度は重要であり、笑ってはいけないだろう。