世界最大の総合格闘技団体UFCが売却! 売却先はソフトバンクも出資している米企業

WME-IMGとは?

 本サイトでも既報のように、WME-IMGはもともと米国の映画ビジネスにおける4大エージェンシーの1つであるWME(William Morris Endeavor)が、2014年にスポーツ選手のマネジメントに強みを持つIMGを傘下に収めて誕生した巨大エージェンシーだ。  そのクライアントは錚々たるメンツで、俳優・監督のクライアントには、ラッセル・クロウ、クリント・イーストウッド、リチャード・ギア、シャロン・ストーン、エディ・マーフィーなど。また、ミュージシャンのクライアントには、ブリトニー・スピアーズ、ザ・ローリング・ストーンズ、X JAPAN、坂本龍一がいる。松田聖子も、かつてはクライアントだった。  スポーツ部門でも凄い顔ぶれだ。創立者の友人だったプロゴルファーのアーノルド・パーマーを筆頭に、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウスも所属し、他にもヴィーナス・ウィリアムス、ノバク・ジョコビッチ、錦織 圭などのテニス選手、卓球の石川 佳純、浅田 真央をはじめとするフィギアスケート選手がクライアント(マネジメント契約)として名を連ねる。かつては、韓国のキム・ヨナもIMGコリアのクライアントであった。フロリダには広大な敷地のプロアスリート育成期間も擁している。  また、グローバルに展開するファッションイベントや、「ミス・ユニバース大会」「ミスUSA大会」「ミス・ティーンUSA大会」を運営するミス・ユニバース機構もWME-IMGの一事業である。
次のページ 
3月にはソフトバンクが同社に出資
1
2
3