タイ在住ライターが、パクチーブームの日本で「カオマンガイ」を食べて気付いたこと

高田胤臣

渋谷「ガイトーン・プラトゥーナーム」のカオマンガイ。米はややさっぱりめ。量は多く、タレは本店とはまったく違うものだった

 2014年に東京・渋谷にオープンしたカオマンガイの専門店「ガイトーン・プラトゥーナーム」は、タイで最も売り上げるというカオマンガイ専門店だ。バンコクでは伊勢丹デパートの近くにあり、ピンクのカオマンガイと呼ばれ親しまれている。オープンから2年が経つ今でも渋谷店は連日たくさんの客で賑わっていて、本店さながらの雰囲気がある。

 カオマンガイは日本語では蒸し鶏乗せご飯などと呼ばれる。元は中国南部の海南(ハイナン)にあった「海南鶏飯」が原型で、1800年代ごろにシンガポールやマレーシアに海南人が移住し東南アジアに伝わった。シンガポールでは家庭でも作られるほどポピュラーな料理だ。タイでは南部地方から全土に広まった。シンガポールなどの海南鶏飯とはやや違う味わいになっており、タイ料理として独自に進化している。日本のカレーやラーメンのように完全に自国のものとなっているのだ。

⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=99480

 渋谷の「ガイトーン・プラトゥーナーム」には本店にはないメニューがいくつかある。この「本店にはないメニュー」が、タイ在住15年の筆者にとってはなんとも驚きの一品だったのだ。

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タイ人もびっくりの食べ方

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