最後に、おまけとして松下氏がGTG法で行った懸垂の方法をレクチャーしてもらおう。
「腕を完全脱力するところから開始です。バーをつかんだまま肘を前方へ旋回することで腕と広背筋が接合され、本来ある力が発揮されます。これが重要です。
アゴをバーへつけるのではなく、喉仏~胸がバーに着くまで体を引き上げます。
手のひらを自分のほうへ向けたチンアップ(チンニング)はあらかじめ両肘が前方向いているため広背筋の動員が発揮されより楽にできます」
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【1】腕を完全脱力して伸ばした状態
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【2】手の甲を自分に向けて(順手)
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【3】喉仏=胸がバーに着くまで引き上げる
「もしプルアップやチンアップが一度もできない場合、足を椅子、踏み台や梯子に乗せて行うジャックナイフプルが良いでしょう」
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【1】脚を台に掛けた状態から
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【2】懸垂と同じ動きで体を引き上げる
「ジャックナイフプルを1セットあたり最大20回ずつ行います。継続するとプルアップの感触を体が覚えるだけでなく必要な筋肉や腱が強化されます」
<構成/HBO取材班>
松下タイケイ●近年、とみに話題になっているトレーニング器具、ケトルベルの日本人初の認定インストラクター。著書に『
身体を芯から鍛える! ケトルベル マニュアル』(日貿出版社)